
名前:ひろ
資格:公認会計士・日商簿記検定1級
仕事:FAS会社・会計事務所経営
簿記・会計のノウハウが、少しでも皆様の役に立つことを願って当HPを立ち上げました。難しい簿記・会計に困っていたり、簿記・会計を使ってスキルアップを目指したり、学ぶ動機は様々かと思いますが、そのような方々の一助となれたらすごく嬉しいです。
ここでは簡単に、当HP筆者のプロフィールについて書いていきます。
理系から簿記・会計の世界へ
簿記・会計といえばいわゆる文系に所属する人が学ぶことが多いですが、実は筆者は高校時代は理系で、化学と物理が大好きでした。虹がなぜ輝くのかに熱中し、夕日がなぜ赤いのかを知っては感動していました。物理の勉強がロケットや飛行機の技術に繋がっているのかと思うとワクワクし、複雑な化学式に頭を悩ませるのが好きでした。(今でもそういうことを考えるのは大好きです!)
一方で、自分たちが生きる世界を形作っている経済にも興味がありました。物理や化学と異なり絶対不変の真実はなく、多くの人の思惑が絡み合って経済は成立しています。企業が活動を行う上で経済は欠かせないものでもあり、徐々に経済という分野を本格的に学んでみたい気持ちになっていました。もともと陸上部で駅伝をやる長距離ランナーだったのですが、筋トレマニアもいれば走り方マニアもいて、個人競技の陸上であったとしても部員各々が得意を活かして切磋琢磨していました。その影響からか専門知識を活かして人の役に立つ仕事がしたいと考えていた私は、経済の分野で専門的な公認会計士という職業があることを知り、会計士になるべく経済学の道に進み簿記の勉強を始めました。
簿記の難しさを実感
こうして簿記を始めたものの、正直に言って簿記は慣れるまで本当に難しかったです。個人的には簿記3級の概念を理解するまでが一番しんどかったですし、簿記3級に簿記の基礎は詰まっているような気がしています。化学や物理のように「身の回りに起こっていることを解明する」ことではなく、「経済活動の結果起こったことを書き記す」学問が簿記です。そのためあまり興味を持つことができず、借方・貸方の概念からよく分からなかったことを覚えています。今でこそ簿記の深さの一端に触れることができている気がしますが、当時は全くそんなことを思えず、漫然と問題を解く日々でした。なぜ資産の増加が借方!?というレベルでした。さらに進んでも、簿記は「起こった経済事象」を「どう解釈するか」がものをいう世界なので、人によって判断は変わりますし全く同じ経済事象はありません。この感覚がなかなかしっくりこなかったです。
ちなみにこの時何か月かインド・タイ・ベトナム・カンボジア等をまわった時がありました。簿記に行き詰まり気分転換がしたかった私は、少ない貯金から捻出した格安チケットを片手に、宿も決めずにバックパック抱えて色々まわりました。それくらい簿記の勉強からの気分転換を図りたかったのです。よくアジアに行けば人生観が変わるといいますが、私自身はあまり変わらず、むしろ帰国後はもう1回会計士をしっかり目指そうと決意新たに再度簿記を学び始めました。勉強を続けていくうちに簿記の特徴もおぼろげながら分かってきて、公認会計士試験・修了考査を経て公認会計士になることができました。
簿記・会計の学び方を、簿記・会計を学ぶ人へ届けたい
会計士の仕事を通して、簿記・会計を学ぶ人が想像以上に多いことを知りました。経理・財務の方はもちろん、将来のキャリアアップを考えて様々な方が簿記を学んでいます。将来税理士・会計士になりたいと考えている人もいます。私自身は簿記でつまずき、その難しさに何度も挫折しかけました。きっと簿記・会計を学ぶ多くの方が、何かしら疑問に思い、立ち止まり、大なり小なり挫折しかけると思います。そのため私が長年かけて、なんとなくでも掴んだノウハウが誰かの役に立つのであれば、こんなに嬉しいことはないと考えて当HPを立ち上げました。将来はHPに限らず、書籍等も使って簿記・会計の世界をお届けしていきたいです。
当HPが簿記・会計を学ぶ方々の一助となれば、すごく嬉しいです!