簿記3級合格に向けた効果的・効率的な勉強方法

簿記3級
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まいる
簿記3級を受験しようと思うのですが、何から始めたら良いのでしょうか?
先生
簿記3級を受験する上で欠かせないことから、簿記3級の全体感、どのように勉強すれば良いかまで、網羅的に纏めたよ。
まずはここを見て、簿記3級合格を勝ち取ろう!

1.簿記3級の申し込み方法

日商簿記検定は各地域の商工会議所が実施しており、受験生は商工会議所を自由に選択して申し込むことができます。もちろん、どこを選んでも受験料や試験問題は同じです。

ただ、各地域の商工会議所が主催する関係上、申込方法・受付期間・合格発表日は、各地域の商工会議所によって異なりますので、ご注意ください。

筆者自身は地元の商工会議所で日商簿記検定を申し込みましたが、家の近くにあった高校が受験会場となっていました。

先生
自分の地域の商工会議所の申し込み締切日が早くて受験できなかった、なんてこともあり得るから、事前に確認しておこうね。
まいる
申し込み締切日を間違えないように気を付けます!

主な申込方法は「窓口」「郵送」「インターネット」の3つです。これも商工会議所によって異なっており、インターネットのみ、窓口のみのところもありますので、受験する商工会議所のHP等を事前に確認して間違えないようにしましょう。

2.簿記3級の合格率

簿記3級の合格率(合格者数÷実際に受験した人数)は40%ほどとなります。簿記3級は1年に3回ありますが、過去10年間の合格率推移は以下の通りです。

2008年6月~2018年6月の平均合格率は40.9%で、直近1年の平均合格率は44.5%です。回によってばらつきがあるものの、概ね40%程度と言えそうですね。


出典:日本商工会議所HP「3級受験者データ」

3.簿記3級の難易度

簿記3級は簿記の入門資格として、毎年30万人以上の方が応募するほど人気の資格です。毎年10万人規模の方々が実際に合格を掴んでおり、難易度は決して高くない資格試験になります。

初めて簿記3級を受験する方は、仕訳という独特の表現に慣れず難易度が高いと感じるかもしれません。しかし、日頃からビジネス用語に親しんだ社会人の方から学生・主婦の方まで、効果的に勉強すれば誰でも合格することができる試験です。

簿記3級の合格ラインは70%で、その回の問題の7割が取れれば合格ができます。過去問や予想問題と似た問題が多数出るので、7割と言えども難しい数字ではないです。

4.簿記3級の勉強時間・勉強期間

簿記3級に合格するための勉強時間は、一般的に50~100時間ほどと言われています。勉強を始めてから1~3ヶ月で受験に臨む方が多いですね。

毎日集中して勉強できる環境の方は2週間程度で十分な場合もありますし、1日15分程度を何週間もかけて合格している方もいます。

周りで簿記3級を受けた方の感想を聞いていて、一番多いのが「なんとなく受かった」「簡単だった」ではないでしょうか。しかし、この言葉は合格するまでは真に受けない方が良いです。真に受けてあまり勉強せずに本番に臨むと、悲惨な結果となってしまいます。。

簿記は経済の世界の「英語」のようなものです。中学生レベルの英語でも、基本的な「単語」や「文法」は、最低限覚える必要がありますよね。

簿記も必要最低限の「勘定科目」や「仕訳」は覚える必要があり、これはある程度の時間が必要になります。そのため、少なくとも50時間程度の勉強時間は確保するようにしましょう。

先生
分からない分野だからと固くなりすぎず、簡単と聞いたからと舐めすぎず、それが簿記3級受験に対する理想の取り組み方だよ。

5.簿記3級合格におすすめの参考書

書店に行くとたくさんの参考書が並んでいますが、簿記3級の参考書は以下の3点を中心に選ぶのがポイントです。

・1冊で試験範囲を全て網羅しているか
・イラストが豊富で、取引の内容が分かりやすいか
・解き方のコツが記載されているか

多くの参考書の中でも、初学者の方は「みんなが欲しかった簿記の教科書」か、「スッキリわかる 日商簿記3級」のいずれかの参考書がおすすめです!

みんなが欲しかった簿記の教科書

上に挙げた参考書選びのポイントを全て満たしており、とても分かりやすい良書です。フルカラーで図を使って会社の取引が説明されており、項目ごとに例題と解説・基本問題がセットになっているため、確実に理解しながら進めることができます
「本試験をみてみよう」では過去問が載っていて、実際の試験への対策を練ることもできます。

スッキリわかる 日商簿記3級

初めて簿記を学ぶ方におすすめの参考書です。筆者も簿記を始めたばかりの頃、この「スッキリわかる」シリーズを読んで育ちました。

色は二色刷りで、キャラクターやイラストをたくさん用いて分かりやすく書かれています。簿記という馴染みのない学問を、解けて楽しい!に変える良書です。

簿記3級の参考書については、こちらの記事でより詳細に纏めています。

簿記3級合格におすすめの参考書・問題集3選

2018年7月15日

6.簿記3級の勉強方法

(1)参考書を読み尽くす

一度これ!と決めた参考書を、まずは1通り読み尽くしましょう。本試験で出てくる仕訳はパターン化されているため、数多くの参考書をつまみ食いするよりは、良書を1冊完璧にする勢いで勉強した方が効果的です。

簿記は取っ掛かりが難しい学問です。「仕訳とはこんなものなんだ」、「こんな勘定科目があるんだ」とまず理解するためにも、参考書は欠かせません。
スクールに通っている方は、スクールのテキストを読み込みましょう。

(2)問題集を解く(勉強時間が取れる方向け)

その後、時間のある方はこれと決めた問題集1冊を使用して実践力をつけます。時間がない方はこのステップを飛ばしてください。
もちろん問題集を解くことは欠かせないのですが、問題集1冊こなすだけでも相当な時間がかかってしまいます。

仕事や大学の授業、家事の合間に勉強している方は、効果的な学習のためにもここは割り切りましょう。

(3)予想問題集を解く

個人的に、予想問題集を解くことは絶対に欠かせません。筆者が簿記1級を取った際は、TACとネットスクールの予想問題集を2~3周していました。

予想問題集を解くメリットは大きく2つあります。
本試験と同環境の解答用紙・問題用紙で解くことができる
・本試験問題のレベル感、時間配分が分かる

大体の予想問題集には4回分の問題が載っていますので、2冊買えば計8回分です。1回目は全く歯が立たないと思いますが、まずは解いてみましょう
その後解説を読み、必要と感じた部分について「参考書」「問題集」に戻って、もう一度復習します。

これを1冊なら4回分、2冊なら8回分行った後、もう1回解きます。重要なのはこの「もう1度解く」ことです。

1度やったのだから解けるのが当たり前と思うかもしれませんが、意外と解けないことに気付くはずです。この2周目で
・解けた問題は完全に定着し
・解けない問題も2回解くことで理解が深まる

という効果があります。

どうせ問題を通して定着を図るなら、通常の問題集よりも本番に近い問題集で行った方が、結果として最短距離で走ることができます。予想問題集を8回分解けば、簿記3級の大体の論点・解き方はつぶしこめます。

先生
予想が当たった・外れたというのは気にせずに、まずは予想問題集を完璧にできるようにしよう!

(4)過去問を見る(勉強時間が取れる方向け)

過去問は「問題の傾向を知るもの」と思ってください。何年分も過去問をやることは知識の定着を図るうえで効果的ですので、時間がある方は過去問をやりましょう。

まいる
過去問は「すでに出た問題」だから、あまりやる気にならないです。。
先生
先生も簿記の試験を受けていた頃は、実は過去問にはほとんど手を出していなかったよ。あくまで雰囲気を知ることを目的として、予想問題集や参考書を繰り返し解くことをおすすめするよ!

7.おすすめのオンライン学習

独学か、スクールか

簿記1級やさらに上の公認会計士・税理士は独学での合格は非常に難しいと言わざるを得ません。しかし、簿記3級や簿記2級は独学での合格は可能です。

そのため理想は独学となりますが、様々な理由でスクールを検討する人は多いです。
・簿記は取っ掛かりのない分野
・会社の関係上、1回できっちり合格しないといけない
・簿記1級や、将来的には公認会計士・税理士を考えている

簿記を全く理解しないところから1人で参考書と格闘するよりは、学費を払ってでも先生にしっかり教わり、1発で合格したいと考える人も多いのではないでしょうか。

その際、例えばTACや大原といったスクールに行くのも1つの選択肢ですが、最近では英語のオンライン学習のように、わざわざスクールに高いお金をかけずとも勉強できる環境があります。
そのため「独学か、スクールか」に迷うようでしたら、両者の良いところ(講義にて体系的に理解しつつ、低価格)を合わせ持つ「オンライン学習」をおすすめします。

まいる
オンライン学習といっても、どんなサイトがあるのですか?
先生
このご時世様々なサイトがあるけど、簿記3級に向けたオンライン学習で効果的なサイトを2つ厳選したよ。

Accountant’s library


簿記3・2級の合格を目指すなら【Accountant’s library】です。オンライン上で簿記3級の授業を受けることができます。

「CPA」という公認会計士受験生にとって非常に有名なスクールの講師が講義を行っており、実際にスクールに通うのと遜色ない授業を受けることができる点が良いです。

テキストや問題集は全てPDFとなりますが、PDFなら携帯等で見ることが可能なため、持ち運びに優れています。もちろん必要な箇所は印刷した方が効率的ですが、その分低価格を実現しており、全体としてみると満足度の高いオンライン学習サイトです。

STUDYing

オンライン学習では、簿記 通勤講座【STUDYing】も同様におすすめです。

簿記2級用の講座に加えて、テキスト、オンライン問題集、検定対策模試が含まれているため、初学者でも安心して受講することができます。学習システムも充実しており、最適な順番で学べるように配慮がなされています。

1講義あたりの時間も長くないため、隙間時間を使って無理なく着実に進めていきたい方におすすめです。こちらもオンライン学習の魅力である低価格を実現しており、満足度の高いオンライン学習サイトとなっています。

先生
やはりスクールで授業をしっかり受けたい!という方は、総合資格ナビで、まずはどんなスクールが近くにあるか見てみよう。

8.最後に

突き詰めれば、左側(借方)と右側(貸方)に勘定科目と数字を入れていくことを繰り返していくことが簿記ですので、飽きやすい側面を持っています。
簿記を勉強していくと、なぜこの仕訳が必要なのか、そもそも簿記ってなぜ必要なのかと思うことが多々出てきます。簿記の単調さに辛くなる場面もでてきます。

ただ、簿記は会社の通知表である財務諸表を理解するうえで、欠かせない知識です。世界共通のルールである簿記で作られる会社の通知表は、多くの場面で必要となっています。

会社を代表する社長や経理部・財務部・経営企画部の人はもちろん、会社の株式を購入する投資家やお金を融資する人、部長や課長、新入社員まで、多くの会社で働く人にとって簿記は必要となります。

・社長は会社のもうけと財産を確認し、会社を発展させるために。
・経理部・財務部・経営企画部の人は日々の記帳や投資意思決定、予算策定のために。
・投資家や融資する人は良い会社を見極めるために。
・部長や課長は部署・課の業績を把握するために。
・新入社員は自分の会社がどんなビジネスを行っているかを見るために。

会社の「もうけ」と「財産」を色々な人に「見せる」ために発展してきた学問が簿記ですが、学ぼうと思ったきっかけは人それぞれだと思います。

簿記を勉強する時に辛くなった際は、「初心忘れるべからず」の気持ちで、始めたきっかけを是非思い出してください。
皆さんが思い描く次のステップで活躍することができるよう、簿記3級に挑戦し、是非合格を勝ち取りましょう!

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